汚染水問題で海外に正確な情報 規制委、サイトに英文資料
東京電力福島第1原子力発電所の汚染水漏れが国際社会に懸念を広げている問題で、原子力規制委員会は5日、海外に向けて正確な情報を発信する方針を決めた。ホームページに英文資料を掲載し、国際原子力機関(IAEA)や海外メディア向けにも汚染水の状況や事故処理の取り組みを説明する。
5日の定例会合で田中俊一委員長は「東電に任せておいても、まともなデータが出てこない」と東電が不正確な放射線の計測や説明で誤解を与えていると指摘。規制委が専門家を技術参与に招き、現場で測定手法を指導する仕組みを導入する。所管の独立行政法人原子力安全基盤機構の職員が保安検査に同行し、汚染水漏れの点検を強化する。
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