白斑発症、新たに1281人 カネボウ化粧品
カネボウ化粧品は9日、同社の美白化粧品で肌がまだらに白くなる「白斑」の発症者が1日時点で9959人確認されたと発表した。前回集計した8月25日時点から1281人増えた。白斑が確認された人のうち「3カ所以上」「5センチ以上」といった重い症状は前回集計から326人増え、3705人となった。
化粧品の使用をやめたことで回復または回復傾向にある人は2408人だった。同社では、白斑症状を訴えた利用者に対して社員が個別訪問をして化粧品との関連性などを確認している。
7月4日から自主回収を続けている美白化粧品については9月1日時点で61万5000個を回収。当初、家庭に45万個あるとしていた想定を上回っている。店頭の在庫回収については「ほぼ終了した」という。