怒る司法、8カ月以内の是正迫る 衆院選無効判決
広島高裁
怠慢を続ける国会に最後通告が突きつけられた。「1票の格差」を巡る訴訟で、広島高裁は25日、昨年衆院選を違憲と断じた上で、「8カ月以内」と具体的な猶予期間を提示、それまでに是正されなければ選挙を無効とする判決を言い渡した。判決は国会の取り組みについて厳しい批判を列挙、司法の怒りが限界に達したといえる。今夏にも示される最高裁の最終判断が注目される。
「もはや憲法上許されるべきではない事態に至っている...
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