府営住宅から男性が転落死 大阪、2人組立ち去る
26日午後1時ごろ、大阪市住吉区苅田4の府営住宅の7階から男性が転落し、約5時間後に搬送先の病院で死亡した。転落した直後に2人組の男が現場から立ち去るのが目撃されており、大阪府警捜査1課は殺人事件の可能性があるとみて、男らの行方を捜している。
同課によると、男性は同市淀川区新北野3の無職、前原政介さん(46)。司法解剖の結果、死因は全身を強く打ったことによる急性外傷性ショックだった。
通行人が叫び声を聞いて府営住宅を見上げたところ、前原さんが7階廊下の手すりにぶら下がっており、間もなく駐輪場の屋根に落下。別の通行人が、直後に男2人が7階付近から非常階段を下り、駐輪場に止めてあった自転車で走り去るのを目撃した。言い争うような声を聞いた府営住宅の住民もいたという。