元東京弁護士会副会長を追起訴 3200万円着服で
元東京弁護士会副会長による預かり金横領事件で、東京地検特捜部は7日、成年後見人として預かった女性の預金約3200万円を着服したとして、弁護士の松原厚被告(76)を業務上横領罪で追起訴し、捜査を終結した。
松原被告は5月、同じ女性の預金1千万円を着服したとして逮捕、起訴されていた。特捜部が起訴した着服額は計約4200万円に上った。
起訴状によると、松原被告は2009年9月~12年3月、財産管理していた女性の定期預金を7回にわたって無断で解約。払戻金を自分名義の銀行口座に入金するなどして計3244万円を着服したとされる。着服金の一部は借金の返済に充てていた。