NY原油、反落 9月物は104.70ドルで終了 中国経済への懸念
【NQNニューヨーク=古江敦子】26日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月物は前日比0.79ドル安の1バレル104.70ドルで終えた。中国経済の先行き不透明感が強まり、同国の原油需要が減るとの観測が広がった。将来の需給の緩みが警戒され、売りが出た。
中国政府の過剰生産設備の解消を推進する方針に対する警戒感が高まった。世界有数の原油消費国である中国で、経済活動が減速するとの見方が相場の重荷になった。
7月の米消費者態度指数(確報値、ミシガン大学調べ)は前回の速報値から上方修正された。ただ、原油相場の反応は限られた。
ガソリンは3営業日ぶりに反発。ヒーティングオイルは3日続落した。