低年金者への給付金支給、17年4月へ延期 首相が方針表明
安倍晋三首相(自民党総裁)は1日、日本記者クラブ主催の党首討論会で、年金の受給額が少ない人に月5000円を支給する年金生活者支援給付金の導入時期を当初予定の2015年10月から17年4月に1年半先送りする方針を表明した。消費税率10%への引き上げを延期するのに伴う措置。民主党の海江田万里代表の質問に答えた。
低年金者への月5000円の支給は年金充実策の柱の1つで、消費増税と合わせて導入する予定だった。首相は消費増税の延期の影響について「できる社会保障の充実とそうでないものがある。子育て支援についてはしっかりやるが、低年金者への給付は17年4月まで延ばしたい。給付と負担のバランスのためだ」と述べた。