3道県、寝台特急「北斗星」の存続要請 国交省などに
北海道と青森、岩手両県の担当者は19日、国土交通省と東日本旅客鉄道(JR東日本)を訪れ、2016年春の北海道新幹線の開業後も東京・上野―札幌間を運行する寝台特急列車を存続させるよう申し入れた。
3道県は要望書の中で「寝台特急は多くの観光客、ビジネス客の利用があり、並行在来線会社の経営維持になくてはならない重要なもの」と主張し、寝台特急の運行本数の維持などを求めた。
寝台特急は現在、東京・上野―札幌で1日1往復の「北斗星」と、臨時列車「カシオペア」が運行されている。
道庁などによると、北海道新幹線の開業で青函トンネルの架線の電圧が新幹線用に変更され、現在の寝台特急のけん引車両は走行できなくなる。車両改修などには費用がかかるため、廃止される可能性もあるという。
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