成年後見、弁護士の標的に 預かり金着服相次ぐ
障害者や高齢者の財産を専門家が管理する「成年後見制度」を巡り、選任された弁護士らが、預かった財産に手を付ける不祥事が全国で相次いでいる。最高裁によると、判明した被害額は少なくとも5億円近くに上り、弁護士の信頼を揺るがす事態に。危機感を募らせた日本弁護士連合会は、資金管理の厳格化など新たな対策に乗り出した。
「どういうことになっているのかなあ」。元東京弁護士会副会長、松原厚弁護士(76)は東京地検...
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