新コミッショナーで改革を 統一球問題で選手会要望
プロ野球の統一球を飛びやすく変更しながら公表していなかった問題で、日本プロ野球選手会の松原徹事務局長は27日、日本野球機構(NPB)と、問題を調査する第三者委員会に対し、新コミッショナー選出などの組織改革を求める要望書を提出した。加藤良三コミッショナーへの事実上の退任要求であり、強いリーダーシップを発揮できるコミッショナーが必要と主張している。
加藤コミッショナーが統一球変更を「知らなかった」と説明していることを問題視する選手会は、情報公開や説明責任を尽くす体制の確立に加え、第三者委から示された改善策を具体的に実行に移すことなどを要求。さらに改革が棚上げされないよう「必要な行動をとっていく」とした。第三者委には幅広い関係者からの事情聴取などを求めた。
松原事務局長は「しっかりとビジョンを持った方をコミッショナーにできる組織にしてほしいというのが一番の気持ち」と話した。〔共同〕