ニコ動無断投稿に1000万円賠償命令 東京地裁判決
米国で人気の総合格闘技の映像作品を無断でインターネットサイトの「ニコニコ動画」に投稿されたとして、制作会社が千葉市の男性に損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(大須賀滋裁判長)は17日、請求通り1千万円の支払いを命じた。著作権侵害を認めた。
判決によると、男性は、米国の会社が総合格闘技「アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ」の試合模様をまとめた映像作品を投稿。2010年9月~11年1月、3作品が計約3万4千回再生された。
原告側は、日本の会社と有料配信の契約を結んでおり、契約内容を基にした全体の被害額は6千万円を超えると主張。その一部を裁判で請求した。〔共同〕