廃炉請願など4件を不採択 茨城・東海村議会
茨城県東海村議会は18日、日本原子力発電東海第2原発の廃炉や再稼働中止を求める3件と、再稼働を前提に原発の安全性向上を求める1件の各請願をいずれも不採択とした。
請願は昨年2月、原発反対派の市民団体や住民と、賛成派の住民1人がそれぞれ提出。本会議での採決を前に、原子力問題調査特別委員会が約1年間にわたり審査し、5月14日に4件とも不採択としていた。
廃炉などを求める請願3件では、村議19人のうち賛成は7人にとどまった。安全性向上を求める請願も、反対多数で不採択となった。
東海村の村上達也村長は脱原発を主張。閉会後「議論は本当に十分だったのか」と話した。〔共同〕