福島第1原発で保安規定に違反 規制委が検査結果
原子力規制委員会は8日、東電福島第1原発で2月下旬から3月中旬に実施した保安検査の結果を公表した。工事の作業員2人が放射性物質を避けるためのフィルターが付いていない全面マスクで作業していた事例が確認できたとして、原子炉等規制法に基づき東電の保安規定違反を認定した。
規制委は「マスク装着時の確認に甘さがある」として今後も東電の管理体制を監視する。作業員1人はフィルターのないマスクで作業し、別の1人はフィルターが外れたことに気付かないまま作業を続けたという。